過去ログ - 一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」
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2013/07/26(金) 23:42:05.29 ID:RSWVhOEU0
セシリア「お願い、一夏さん! 私は一夏さんを憎んでいません」
セシリア「許しを請うならばそぐに許すって言ってあげますから!」
セシリア「だから、だから…………」ポタポタ
一夏「…………いいの?」
セシリア「…………え?」
それは恐ろしく縋るように甘えた声だった。
そこにはあの一瞬でセシリアを縮こませたような恐ろしい何かは感じられなかった。
セシリアは感じた。この純真さこそが織斑一夏の本質なのだと。
身体は大人でも心はいい意味で子供っぽく、しかし、それでいて毅然としていて……
なら、この子をあやすのに必要なものは――――――
一夏「俺、思い上がってた、ばかりに、セシリアさんを、殺してしまいそうだった」
一夏「いや、カッとなって、つい、反射的に殺しそうになった……」
セシリア「そ、それはただの事故ですわ」
一夏「…………怖かった、よね? そんなはず、ないよね?」
セシリア「それは、確かに…………」
一夏「なのに、どうしてそんな簡単に、許すって言えるの?」
一夏「だって、その首筋の……」
セシリア「それは、その…………」
一夏「………………」
セシリア「ああもう、一夏さんのバカアアアアアア!」ポカポカ
一夏「っ!?」
セシリア「一夏さんは私の苦しみを取り払ってくださいましたよね?」
一夏「具体的なことは何も…………」
セシリア「私はそれで今凄く気分が楽になっているんです! 一夏さんの言葉で私は救われたんです」
セシリア「じゃあ、私は私の言葉であなたの苦しみを救いたいんです! ダメですか!」
一夏「………………」
一夏「………………」
一夏「………………」ポロポロ
一夏「ねえ」
セシリア「一夏さん!?」
一夏「もう少しこのままでいい、セシリアさん?」
セシリア「…………はい。一夏さん」クスッ
セシリア「私へのお礼は明日までにいつもの一夏さんに戻ること」
セシリア「わかりましたか?」
一夏「ありがとう。ありがとう…………」
セシリア「…………一夏さん」
箒「……少し歯痒いものを感じるが、今はセシリアに任せるか」
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