過去ログ - 一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」
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2013/07/26(金) 23:40:34.54 ID:RSWVhOEU0
セシリア「織斑さん――――いえ、一夏さん、よく聞いてください」
セシリア「実は私は、最初に一夏さんを一目見た時から惹かれていたかもしれません」
セシリア「今まで接してきたどの男性とも違った力強い何かを感じたからなんです」
セシリア「でも、それを私は愚かにも気の迷いだと思いました。話してみてつまらない人だと決めつけてしまって」
セシリア「でもそれは、私自身が目を曇らせていたからそういう風にしか捉えられなかったんですね……」
セシリア「一夏さんは私に臆することなく常に毅然として、私を気遣い、それでいて」
セシリア「私が気づかないうちに背追い込んでいたものの正体を見破ってくださいました」
セシリア「そうです。私にとっては自分以外の誰もが敵にしか見えませんでした」
セシリア「両親の遺産を守るために必死になってから、ずっと味方なんていないと思い込んでいました」
セシリア「IS学園にいる私と同い年の子たちも、私を脅かす存在だとばかり…………」
セシリア「でも、一夏さんはそうじゃないことを教えてくださいました」
セシリア「私、一夏さんにずっと悪口ばかりしか言ってませんでしたよね」
セシリア「ですから、お願い、一夏さん」
セシリア「――――――ごめんなさい!」
セシリア「あなたの優しさに気付かずに、一方的に嫌って」
セシリア「こんな自分でも怖いと思う私にあなたは綺麗だって言ってくれたのに……」
セシリア「私の目を見て言ってくれたのは一夏さんが初めてだったというのに!」
セシリア「私は一夏さんの優しさでこうして生き永らえたのに……」
セシリア「こんな私なんかのために優しいあなたが潰れるなんてイヤ!」
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