過去ログ - 一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/26(金) 22:36:46.06 ID:RSWVhOEU0
――――――数日前。


一夏『へえ、ここが千冬姉のお家なんだ』

千冬『ああ。今まで迎えに行けなくて本当にすまなかった』

一夏『それは…………千冬姉は悪くないよ。それに“じィちゃん”のことは……お互い様だし』

千冬『だが、血の繋がった肉親に捨てられたお前に、私は再び親を失う悲しみを与えてしまった』

千冬『本来ならばお前のことを守り続ける役目が私にはあったのに!』

一夏『でも、千冬姉。俺を助ける見返りでドイツで働くことになったんでしょ?』

一夏『結局、それじゃまた俺一人で生活することになっちゃうから、』

一夏『千冬姉が一番に信頼できる“じィちゃん”に預けてくれたんでしょ?』

千冬『あの時はそうすることがベストだとしか考えられなかった……』

一夏『“じィちゃん”が言っていたよ』

一夏『世界で一番俺を大切に想っているのは千冬姉だって』

一夏『生ある者はいつか死ぬ運命にある。それが天地の理」

一夏『だから、“じィちゃん”のことは哀しいけれど、千冬姉の師匠でもある“じィちゃん”を信じている』

一夏『だから、俺は千冬姉の正しさを信じる』

一夏『そして、今度は一緒に居られる』

一夏『俺の成長ぶりを見ていてくれよ。“じィちゃん”と千冬姉の正しさを俺が守るから』

一夏『千冬姉は昔のように……とはいかないかもしれないけれど、』


――――――ただいま、お姉ちゃん!


千冬『………………』ブワッ

千冬『大きくなったな。本当に大きくなった』ダキアウフタリ

千冬『おかえりなさい、一夏』

一夏『うん、ただいま、お姉ちゃん!』




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