過去ログ - 一夏「おれ……えと、私は織斑一夏と言います」
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44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/27(土) 00:19:27.86 ID:sm8a3fLu0

鈴「私にとってね、一夏はヒーローだったんだよ? 私にはできないことを全部できて、ずっと羨ましかった」

鈴「そしたら、ただ眺めていただけの私に一夏は手を差し伸べて引っ張ってくれた」

鈴「それから世界が変わった」

鈴「私との思い出があんたにとって欠片ほどの価値しかなかったって言われても、もうそれでいいって思えてきた」

鈴「だって、あんたは昔と全然変わらない、お人好しで泣き虫で強くて優しくて、」

鈴「私の記憶の中に居続ける最高のヒーローで在り続けたから」

一夏「………………」

鈴「だから、昔のことなんてもういいの」

鈴「せっかく同じ場所に居ることができるようになったんだから、」

鈴「これからも一夏は一夏らしく、私は私らしく、楽しい学園生活にしようね!」

一夏「ありがとう」

鈴「それで、も、もしも、もしもなんだけどさ」

一夏「?」

鈴「あんたが望むんだったら、あんたの涙も口についたものも私がずっとついて拭きとってあげるからね?」

一夏「いえ、あんかけ料理はもう嫌です。ベタベタするから」

鈴「何よ、一夏。こぼしたら私が代わりに拭いてあげればいいことでしょう」 

鈴「お腹も空いていることでしょう! ほら、酢豚食べなさい、酢豚!」

一夏「脂っこくてベタベタするのやだー!」

鈴「じゃあ、何よ。100のソースがあるっていう美食大国フランスに喧嘩売ってんの?」

一夏「うん、大嫌い。フルコースなんて食べられたもんじゃないよ」

一夏「やっぱり俺に合うのは醤油と味噌しかない! “じィちゃん”も言ってた。和食がナンバーワンだって!」

鈴「じゃあ、一夏が美味しいって言ってくれる酢豚ができたら――――――」

一夏「もう酢豚から離れようね?」

鈴「さすがに怒ったわよ、一夏ああああああ!」

セシリア「ああ!? 鈴さん、抜け駆けは許しませんわよ!」

箒「そういう、セシリアだってそうだろう?」

一夏「…………そういえば、おね……織斑先生は?」



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