過去ログ - 人生ゲーム
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11: ◆hOVX8kZ7sLVS[saga]
2013/07/27(土) 22:03:32.81 ID:S/7JCsE90

という僕の予測は見事に当たってしまった。作業が進まない。

いざ余命が決まるともう一度目を通したい本が山ほどある。
「懐かしいな」からはじまり「進んでねえな」で終わった。
売れる物は売って、親への遺産にしよう。はした金だけど。

本を読むのに飽きたのか、彼女がとことことこちらにやってきた。
「進んでないわねえ」と口に手を当てくすくす笑った。むかつく。

「必要か不必要か、僕には中々判断できないんだ。困ったよ」

「悩む時点で必要じゃないのよ。必要ならすぐわかるでしょ」

そう言われればそうだな。必要なものはすぐにそう判断できた。
となれば、悩む時点で僕の中での優先順位の上位ではないのか。

「役に立たねえなと思ってたけど、ありがとう。助かったよ」

「気にしないで。後で散々奢らせてあげるから。ふふふふふ」

あまり本音は言わないほうがいいのかもしれない。怒らせた。
しかし、僕の中で本音で話せるのは彼女だけだし。困ったな。




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