26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 10:51:14.36 ID:B1MsXbMa0
ぼくがそういうことをしないのは、学校行事は目一杯楽しんでも、個人的なことで幸せを感じるのは亡くなった級友に対してどこか引け目があったのかもしれない。
もちろん、そんなのは言い訳にしかならないのだけれど、今のぼくの中にあるモヤモヤとしたものが片付くまではとてもそんな気にはなれなかった。
「五回越えたら、勅使河原は次のテスト、クラスでビリ!」
手頃な石を拾って、大きく振りかぶる。
「おい、マジでやめろって!」
「それが五回越えたら、榊原は鳴ちゃんに告白!」
前島の横槍が入った。
本気のアンダースローで投げた石は四回跳ねたところで、水に沈んだ。
勅使河原は次のテストでクラス最下位をとった。
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