過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
↓ 1- 覧 板 20
764: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:46:33.49 ID:r3ehhr4X0
京介「……ああ、そうだよ」
「それは、あなたの意思?」
京介「……正直に言った方が良いよな? その質問には」
765: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:47:02.50 ID:r3ehhr4X0
「……ふふ。 そう」
京介「……俺が恩知らずでショックか?」
「いえ、そんな訳無いじゃない」
766: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:47:30.33 ID:r3ehhr4X0
「そうよ。 多分……だけど。 あなたが桐乃のことを大切にしているのが分かって、安心したのかしら? 勿論、そんなことはずっと前から分かっていたことだけれど」
「自分でも良く分からないのよ。 良く分からないけれど、そんな感じ。 ごめんなさい、上手く伝えられなくて」
京介「いや……充分だよ。 それだけ言ってもらえりゃあ、充分だ」
767: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:47:57.96 ID:r3ehhr4X0
京介「悪かったな。 で、どこだよ?」
「あなたの後ろよ。 先ほどからずっと、その間抜けな背中を眺めていたわ」
そう言われ、振り向く。
768: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:48:25.43 ID:r3ehhr4X0
沙織「ありがとうございます! 京介氏!」
無事に間に合ったようで、入場時間を待つ沙織から頭を下げられる。
京介「構わないって。 それに、お礼は俺より桐乃に言ってくれ」
769: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:49:07.69 ID:r3ehhr4X0
京介「……でも、俺は桐乃に頼まれればいつでもコスプレくらいしてやるけど……何でだろうな?」
沙織「京介氏がきりりん氏の前だと、だらしない顔付きになるからでは?」
京介「……自覚無いけど」
770: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:49:34.47 ID:r3ehhr4X0
黒猫「……迷惑掛けたわね。 ありがとう」
沙織と話していると、横から黒猫がそう言った。
京介「そう改まって言われるとなんか照れるな。 はは」
771: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:50:01.91 ID:r3ehhr4X0
黒猫「……何を?」
京介「俺と桐乃のことだよ。 黙っててくれたんだろ?」
黒猫「……いえ? わたしは何もそんな配慮はしていないわ」
772: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:50:28.79 ID:r3ehhr4X0
京介「……結果オーライって奴か。 はは」
先ほどのお礼の言葉をすぐに返して欲しいと思ったところで、着信音。
携帯を開くと、メールが一件届いていた。 差出人は桐乃。
773: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:50:56.17 ID:r3ehhr4X0
京介「だってよ。 沙織、黒猫」
沙織「全く。 人の心配よりは自分の心配を……と言ったところですなぁ」
京介「そりゃあ、お前にも言える台詞だぜ。 ペナルティの件、黙ってた癖によ」
774: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/15(木) 23:51:22.57 ID:r3ehhr4X0
……シャツ一枚だけで寝てたからじゃね? とは言えん。 無理無理。
京介「あー。 えっと……コタツで寝てたからじゃね?」
と、俺は嘘とも言えないことを伝える。 ざっくり言えば、そうだろうし。
1002Res/362.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。