過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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917: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:12:19.86 ID:ASt53XOW0
京介「な、なわけないだろ! 俺は今でも桐乃のことが超好きだ!」
桐乃「そ、そう? ……良かった」
くぅ、心配そうな顔しやがって。 俺がそんな風になることなんて、絶対ねえっての!
918: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:12:45.89 ID:ASt53XOW0
思えばそうか。
もうあれから一年経ったのか。
俺と桐乃が家を出てから、もう一年。
919: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:13:11.39 ID:ASt53XOW0
俺と黒猫の会話を沙織と桐乃は黙って聞いている。 何かに気付いてか、その空気に圧されたのか、それは分からない。
黒猫「でもそれは、普通の恋人の場合。 そうでしょう?」
普通の恋人、ね。
920: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:14:01.55 ID:ASt53XOW0
黒猫「これから、もう何年もしない内に社会に出て……普通に行けるとは到底思えないわ」
黒猫「必ず問題にぶつかる。 それでも、あなたは今と変わらずに同じ事を言えるかしら?」
黒猫の問いに、俺は答える。 決まっている答えを口に出す。
921: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:15:57.85 ID:ASt53XOW0
京介「まあな。 だけど、俺にも一応考えって物があるんだよ」
黒猫「……それは、何?」
それを聞くとき、黒猫は不安そうになりながら聞く。 見てすぐに分かるさ、そのくらいなら。
922: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:16:24.63 ID:ASt53XOW0
俺の言葉に、黒猫は頬を緩ませ、笑った。
黒猫「良い答えだわ。 前に言ったこと、忘れていなかったのね」
京介「当たり前だろ。 お前には本当に、返しきれないくらいの恩があるしな」
923: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:16:50.59 ID:ASt53XOW0
京介「無理なことじゃなきゃ、試したいけど」
黒猫「簡単なことよ……」
黒猫は言うと、俺の左隣に腰を掛ける。 ちなみに右隣には桐乃が座っている。
924: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:17:23.52 ID:ASt53XOW0
京介「ま、まあとりあえず食器片付けるか! はは」
手をポンと叩き、俺は言う。 あからさまに怪しすぎるぜ、今の俺。
桐乃「……」
925: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:17:50.49 ID:ASt53XOW0
桐乃「……まぁ、今日は良いや。 もうすぐ年越しだし、トクベツ」
京介「さっすが桐乃さん! 優しいなあ! 天使みたいだ!」
ここぞとばかりに持ち上げる俺。 だけど生憎、それが逆に怒らせることになったらしい。
926: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/17(土) 18:18:48.85 ID:ASt53XOW0
京介「いやいや、冗談だっての! 桐乃としか入らねーよ!」
黒猫「前に言っていたのは本当だったのね……二人で毎日お風呂に入っているとか、なんとか」
京介「毎日は入ってねえよ!! 何勝手に解釈してんだ!」
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