過去ログ - 京介「おかえり」 桐乃「ただいま」
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972: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:39:15.95 ID:px5GbtGY0
桐乃の声は先ほどよりも小さく、視界が塞がれているのが恐らくは怖いのだろう。

俺は心の中で桐乃に謝り、手を引いて歩き出す。 桐乃が転ばないように気を使いながら。

そして歩くこと数分。 その場所へと到着した。
以下略



973: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:39:41.91 ID:px5GbtGY0
桐乃「ちょっと、京介?」

聞いてくる桐乃に向け、俺は上を指差した。

桐乃「……?」
以下略



974: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:40:08.00 ID:px5GbtGY0
京介「ずっと良い場所探しててさ、心配掛けてたら悪かったな。 付き合ってからもう一年になるし、その記念でお前に見せたかったんだ」

桐乃「……ばか。 心配なんてしてないっつの」

京介「へへ。 そうかい」
以下略



975: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:40:34.67 ID:px5GbtGY0
桐乃は笑顔で星空を眺める。 その横顔は、とても綺麗な物だった。

桐乃「長かったね」

京介「この一年が、か?」
以下略



976: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:41:01.12 ID:px5GbtGY0
桐乃「今まで生きてきた中でさ、この一年が一番楽しかったよ。 あたしは」

笑顔でそれは反則だぜ。 今度、やってはいけないことを取り決めた方が良さそうだ。 じゃないと俺が死ぬ。

京介「ありがとよ、桐乃。 夏にも来ような」
以下略



977: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:41:27.41 ID:px5GbtGY0
桐乃「ちょっと期待してたケド、本当にそんなの持ってきてたんだ」

言いながらも、何故か不満そうな顔付きをしているな、こいつ。

京介「なんか怒ってるか? お前」
以下略



978: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:42:00.59 ID:px5GbtGY0
なんてな。 こいつが不満そうな顔をしている原因も、少し不機嫌になっている原因も分かっているさ。

ただちょっと、意地悪をしたくなっただけで。 ただちょっと、桐乃の反応が可愛かっただけだ。

そして、俺は隣に座る桐乃を抱き締めた。
以下略



979: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:42:35.33 ID:px5GbtGY0
桐乃「……ありがと」

京介「え? 今なんつった?」

桐乃「なんでもなーい」
以下略



980: ◆IWJezsAOw6[saga]
2013/08/18(日) 11:43:01.25 ID:px5GbtGY0
とは言いつつも、桐乃は前に回している俺の腕を抱く様に、しっかりと掴んでいた。

京介「今年もよろしく。 また沢山遊ぼうぜ」

桐乃「だね。 沙織とか黒猫とか。 たまにはあやせとか加奈子とかとも良いかもね」
以下略



981:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/18(日) 11:44:37.45 ID:PrPjN9FAo
次スレの準備いるかな?



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