過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 20:13:26.21 ID:FdvpavaL0
「それで、具合はどうなの?」

「ん、まあ熱も下がってはきてるし明日には行けるんじゃないか」

「よ、良かった……」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/31(水) 20:15:05.53 ID:1vUe0PxKo
風邪ひきがや
きたい


13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 20:16:35.52 ID:FdvpavaL0
「えっと……よく知らずに……ちょっと言い過ぎた、というか……」

「私も……少し言い方が不適切だったと思うので……あなたに謝るわ、比企谷くん」

心の内を素直に吐露する由比ヶ浜と、あくまで表現にのみ問題を絞って謝罪する雪ノ下。実に彼女たちらしい。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 20:19:02.98 ID:FdvpavaL0
しかし、他人の事情なんてそもそもあるのかどうかさえも分からないことの方が多い。そして、普通はそんなことは

気にしないで口に出すものだ。それこそ、あの時の彼女たちのように。だから、そこまで気を遣われる必要はない。

「……そんなに気にするようなことでもないけどな。別に間違ったことを言ったとも思わんし」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/31(水) 20:19:16.23 ID:8rjkPjsf0
風邪比企谷期待


16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 20:22:25.72 ID:FdvpavaL0
だから、だからお前たちのことも何とも思っていないから……俺は傷ついてなんかいない、とはさすがに言えなかった。

俺が沈黙してしまった間に雪ノ下が続けた。

「この際、あなたがどう考えているかは気にしないわ。だから、この謝罪は自己満足と思ってもらって全く構わない」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 20:26:37.95 ID:FdvpavaL0
「あ、あたしは気にしてるけど……ヒッキーが……何考えてるのか」

「え?」

「だって最近のヒッキー……思ったことそのまま言ってくれてない……気がするから」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 20:30:41.91 ID:FdvpavaL0
「”本当にその程度のこと”だとしたら、ね」

「ゆきのん……」

意味ありげな視線をこちらに向けた雪ノ下の表情は……何故か文化祭後の平塚先生のことを思い出させた。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 20:33:42.19 ID:FdvpavaL0
雪ノ下が向きを変えて扉へ歩いていく中、由比ヶ浜はリュックをおろして何か取りだそうとしている。

「あと、これも」

取り出して掌の上に乗せられていたのはSDカードだった。由比ヶ浜とこういう物の組み合わせってなんだか妙だ。
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 20:36:59.28 ID:FdvpavaL0
俺が受け取ったSDカードを机の上に置いたのを見ると由比ヶ浜もリュックをしょい直して扉の方に向かって歩き出す。

「じゃ、じゃあヒッキーお大事に」

「……お大事に」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/31(水) 20:41:31.23 ID:FdvpavaL0
夕飯を済ませた後くらいには熱もほぼ下がっていたので由比ヶ浜が渡したSDカードのデータをコピーすることにした。

が、いいのかよ、これは…………俺と由比ヶ浜が写ってる写真だけじゃなく修学旅行中の他の写真もあるんですが。

いや、それだけならまだしも…………由比ヶ浜のデジカメで撮ったものたぶん全部見れちゃうんですけど…………
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