過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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132: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/07(水) 22:21:09.14 ID:1jG+FfZy0
ほんと突然後ろから吐息がかかるとか胸がドキドキしてハートキャッチされてしまうからやめてほしい。ついでに話の

内容もチグハグなので振り返って訊き返してみる。

「だ……だってさ……ゆきのんだったらこんなことになる前にきちんと否定しそうな感じするし……」
以下略



133: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/07(水) 22:24:20.70 ID:1jG+FfZy0
話す予定などないという社交辞令を由比ヶ浜に告げると、彼女も諦めたのかまた足が動きだす。それ以降はお互いに

黙ったままでそのまま昇降口に着いてしまった。この時間帯のこの場所は部活終わりということで授業後の次の混雑の

ピークだ。別れの挨拶をする人や雑談、ロッカーがバタバタいう音や靴を下に落とす音などで少し騒々しい。反対側の
以下略



134: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/07(水) 22:27:27.33 ID:1jG+FfZy0
「じゃあさっそく今から頼むよ」

喧噪のなかで雪ノ下と由比ヶ浜以外には聞こえない程度の大きさの声で指示を出す。雪ノ下が自分のクラスの下駄箱に

向かうと俺と由比ヶ浜があとに続く。ロッカーを開けて靴を取りだし、下に置く雪ノ下のその手の動きに思わず目がいく。
以下略



135: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/07(水) 22:32:43.09 ID:1jG+FfZy0
さてここで問題です。誰かと誰かが恋仲である、あるいは付き合っているという噂を否定するにはどうしたらよいで

しょうか。本人たちがその噂を否定する、というのはあまり効果がありません。"今"そうでないにしてもこの先の"未来"

にいつそうなるともわからない可能性がある限り。それならばさっさとその"未来"を否定してしまい"過去"のものとすれ
以下略



136: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/07(水) 22:37:49.42 ID:1jG+FfZy0
消え入るような声で一言だけ謝罪の言葉を告げるとすぐに出口の方に向きを変え、雪ノ下雪乃は昇降口から外に歩いて

出ていってしまった。その背中は頼りなげでとても氷の女王などと呼べるようなそれではなかった。


以下略



137: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/07(水) 22:42:40.73 ID:1jG+FfZy0
そこまで言いかけて何か気付いたのか口に手をあてて顔をそむけた。はぁっとため息をついた後、俺に背を向けるとF組

のロッカーに向けて足早に去って行ってしまった。


以下略



138: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/07(水) 22:44:26.53 ID:1jG+FfZy0
今回はここで終わりです。次回は金・土あたりを予定しています


139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/07(水) 22:45:30.01 ID:tlAzCLlWO

おもしろいです


140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/07(水) 23:30:16.62 ID:yI8YOjFto
乙乙


141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/07(水) 23:35:49.60 ID:0fWtw9uk0

八幡らしいやり方だな



142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/07(水) 23:40:38.84 ID:j9xhFXaIo
生殺しやでぇ…

期待して待ってます


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