過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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155: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/09(金) 09:24:16.28 ID:DhAdM5VR0
もう、戻れない。昨日までの奉仕部には。既にわかっていたことではあった。しかし、まだ自分の中だけなら誤魔化す

こともできたのに。もう、それも叶わなくなってしまった。

「なんで……わざわざそんなこと言うんだお前は…………」

しゃがんだ状態の俺を見下ろしていた葉山は自分も腰を落として目線を同じにして真顔でこう答える。

「君に……幸せになってほしいからだよ」

「ハッ!何を言い出すかと思えば……その白々しさには反吐が出るわ。お前にだけはそんなこと言われたくなかった」

そう。こいつは”みんな”と”自分”が大事で今まで何一つとして選ばなかった男だ。そんな奴に……そんな奴に……

「確かに、今の状態ではそう言われても全然おかしくない。むしろなじられるべきなのは俺の方だ」

「じゃあ、どうして…………」

「君にいつまでもこんなことをさせ続けられては俺としても困るからね…………もはや君の問題はとうに君自身だけの

問題ではなくなっている」

ああ……なんか文化祭後の平塚先生にも似たようなことを言われたっけな。でも、それをただ口に出されても俺としては

どうしようもないんですけど。



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