過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/12(月) 00:24:26.20 ID:k0nEpGtU0
キマシタワー!!


173: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:26:04.91 ID:fbYqBXpR0
「修学旅行の時と昨日あんたがやったこと」

……彼女の場合、別に怒っているわけではないんだろうが無愛想で言い方がぶっきらぼうなのでどうしてもこちらは委縮

してしまう。いや…………やっぱり怒っている?
以下略



174: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:28:33.91 ID:fbYqBXpR0
「い、いや……仮にそうだったとして……やはり俺がお前に自分の考えを言う必要性はないように思えるんだが」

「他人の事情には勝手に首を突っ込んでおいて……」

川崎にはそう言われると反論できないな。基本的に奉仕部の依頼は悩みのある本人が直接相談しに来るものだが、彼女の
以下略



175: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:31:07.89 ID:fbYqBXpR0
「どういう事情かまで訊く気はないけどさ…………芝居でも……あまりそういうこと言うもんじゃないよ」

「はい……」

「あんたこのままだと…………たぶん狼少年になる」
以下略



176: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:33:32.27 ID:fbYqBXpR0
「ま……本当のことを言った方が良い時もあるんじゃないの?あんたのためにもその周りの人間のためにも」

「…………そういうものですかね」

「さぁ?元々嘘でつながれた関係なら違うのかもしれないけど」
以下略



177: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:35:54.83 ID:fbYqBXpR0
「…………あんまり女子を待たせるもんじゃないよ」

「そうならないように努める」

「そ。…………じゃあさよなら」
以下略



178: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:38:15.54 ID:fbYqBXpR0
そのイカした葉山に再び会わないといけない時間がやってきたので、やけに重く感じる鞄を肩にかけて俺は昇降口に

向かうことにする。……よく考えたら、というかよく考えなくても部活終わりに昇降口って普通に雪ノ下や由比ヶ浜と

鉢合わせになる可能性があるじゃないか。…………ますます肩の荷が重くなった。
以下略



179: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:40:31.47 ID:fbYqBXpR0
「ところで……俺はいつまでここでこうしていればいいんだ?」

「ん……ちょっと人を待っていてね……たぶんもう少ししたら来ると思うよ。だから悪いけどここで……」

「……わかった」
以下略



180: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:44:43.75 ID:fbYqBXpR0
俺がため息ともつかないような生返事をしていると雪ノ下が葉山の正面に来る。由比ヶ浜は迷子の子供みたいな顔で

ただ彼女の後ろについているだけで何も事情は知らなさそうだ。葉山のセッティング?が終わったのか彼はいったん

鞄を下に置いた。雪ノ下に用があるのかと思ったのに何故か先に由比ヶ浜に話しかける。
以下略



181: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:48:38.03 ID:fbYqBXpR0

冷たい視線……冷たい声色……雪ノ下のあまりに無碍な反応に、周囲の空気が凍り付く。

あぁ……これこそ俺が彼女に期待していた反応そのものだ。”いつもの雪ノ下雪乃”がそこにいた。

以下略



182: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/12(月) 00:51:25.28 ID:fbYqBXpR0
「そう。じゃあ、さようなら」

雪ノ下は髪をかきあげて後ろに振り返り、自分のクラスのロッカーに向かって歩き出す。

「さようなら…………雪ノ下さん」
以下略



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