過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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208: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/14(水) 00:53:49.47 ID:M+qnmSPO0
いや、ロジックとしてはわからなくもないんだけど。心情的に。というか葉山ってそんなことするような人間だったっけ?

今まで葉山隼人という人物は周囲の期待する”葉山隼人”像を演じていたわけで、本人としてもそうすることに特にため

らいはなかった筈だ。それが何故……やはり結局のところ葉山に関することであっても他人については理解したつもりに

なっていただけに過ぎないのかもしれない。


そんなことを考えつつ、お昼休みに俺はまた例の場所でパンをかじっていると後ろから聞き覚えのある声がかかる。

「……やっぱりここにいたんだね、比企谷くん」

振り返ると、そこには本日上陸した台風の目があった。その目は少し寂しげに笑っていた。

「葉山…………むしろ何でお前がこんなところに」

「俺だってたまには一人になりたい時もあるさ」

そう言いながら階段に近づき、俺の横に腰かけた。戸塚ほどじゃないが距離が近い。思わず、体を少し横にずらす。

「俺の存在は勘定に入ってないんですね……」

「ああ、そうか……でも、君の場合は二人でいてもたいていは一人と一人って感じじゃないか?」

何気に酷いことを言われている気がするが、実際そうなので言い返すこともできない。俺は話題を変えることにした。

「それより…………どうしてここがわかった」

「結衣に訊いた」

「そうですか……」

なんかまた聞きたくもないことを訊いてしまった。別に葉山が由比ヶ浜と何を話そうが俺には関係のないことなのに。



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