過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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238: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/17(土) 14:02:09.00 ID:g3KX1uql0
「もちろん彼女の場合は君とは違って本人の意思だよ。ただ、どうにも人ごとこの世界を変えると本人が口にする割

にはそれができていない気がしたものでね。試しに見せてみろと言ってみたら乗ってきた」

おいおい、そのセリフ先生にも言ってたのかよ…………痛々しいってレベルじゃないぞ……いや、俺が奉仕部に強制

入部させられるきっかけになった作文と似たようなものか……しかしまあ、その挑発に乗る姿がありありと想像できて

しまうのがなんかおかしい。あきれなのか笑いなのかよくわからない音が口からふっと出る。

「はは……しかし、ただ見せろと言ったんじゃ本人の問題の自覚につながらないのでは?」

「さすがにこちらとしても彼女にそう指摘した以上、何もアドバイスをしなかったわけではないよ」

「アドバイスした結果がアレなんですか……?」


俺は雪ノ下と最初に会った時の会話を思い出す。……なんか罵倒しかされなかったような。どう考えても素だった

よな……アレは。疑念に満ちた表情に先生は話を続ける。

「私は何も雪ノ下に自分を変えるように言ったわけではないよ。ただ……鏡のままでは世界を変えることはできないと

助言しただけのことだ」

「鏡?……鏡って鏡の法則のことですか?他人は自分の投影だとかなんとかって言う。詳しくは知りませんが」

「ん、今はそういう意味合いでも使われるか、そういえば。私はもっと単純に好意に対しては好意を、悪意に対しては

悪意を返すという意味で鏡という言葉を使った。ただ、彼女の場合は……」

「悪意を返し過ぎる……」


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