過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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383: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/08/29(木) 21:49:09.55 ID:nll560B/0
「今渡したメモに……私の携帯の番号と……アドレスが書いてあるから…………もし何かあれば、そこに……」

「あぁ……そういう…………わかった」

それはわかったが…………何もこんな渡し方しなくても。なんか髪が触れそうになったし、いい匂いがしたし、無駄に

胸がドキドキしてしまった。そして、今俺の制服の胸ポケットには…………いや、深く考えるようなことでもない。

そんなことより、訊かなきゃいけないことがあるだろうが。

「ところで、お……俺のは…………教えなくてもいいのか?」

「その必要はないわ」

……ですよねー。また自分の自意識過剰ぶりが炸裂してしまった。まぁ、必要になる場面が出てくるとも思えないし緊急

の用事なら他の人を経由させれば済む話だしね。しかし、次に彼女の口から出た言葉は意外なものだった。

「わ、私は……あなたのは……もう……知っているから……」

「え?」


ど、ど、どういうこと?おっかしいなー。俺が雪ノ下に自分の連絡先を教えたことはなかったはずなんだが。さっきの

他の人を経由、という考えから俺はひとつの仮説が思い浮かぶ。

「ま、まさか…………ひょっとして小町の奴が……」

「こ、小町さんにも悪気があったわけではないと思うわ。わ……私としてもそれをあえてあなたに言う必要が今まで

なかったから…………」


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