過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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410: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/02(月) 21:35:11.29 ID:KhUE3YQs0
バスに乗って十数分、雪ノ下のマンションの最寄りのバス停に着く。建物はすぐ見えているのに、ここからまたちょっと

歩くんだよな。敷地内の庭園を横目にしながら数分後、ようやく入口に辿りついた。自動ドアの前に立って中に入ろうと

するが…………開かねぇ。どうやら俺は機械にも認識されていない存在の模様。周りに誰もいなかったので、何度か立つ

場所を変えたらやっとドアが開いた。まったく…………高級マンションならドアセンサーも高度にしてもらいたい。

無駄な疲労をしつつ、これまた広いエントランスホールを進む。平日の昼間ということもあって人気もしない。それに

しても綺麗なマンションだな。この床なんてピカピカで映り込みが凄いし、もう少し頑張れば…………って何を考えて

いるんだ自分は。ともあれインターホンの前まで来たので、部屋番号を押して雪ノ下を呼び出す。以前訪れた時とは違い、

今回はすぐに反応した。

『比企谷くんね。……上で待っているわ』

中扉があき、俺はエレベーターに乗って15階を目指す。今は誰も使っていないせいか待たされることもなくすぐに来た。

ほどなくして15階に着き、雪ノ下の部屋の前まで来てもう一度インターホンを押す。

『比企谷だ』

『はい……少し待ってて』


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