過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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411: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/02(月) 21:45:43.71 ID:KhUE3YQs0
複数の鍵が開く音と重厚そうな扉の音が聞こえて、雪ノ下の部屋の扉が開かれる。わざとなのかどうかよくわからないが、

以前文化祭前に俺と由比ヶ浜で彼女の家に行った時と同じような格好をしていた。単にこういう服装が好きなだけなの

かもしれない。俺が立ちっぱなしでいるのを見て、手招きする。彼女の表情はいつも通りといった感じだ。

「どうぞ、入って」

「お邪魔します…………」

用意されていたスリッパを履いて、雪ノ下の後に続く。さすがに今は暖房が入れられているようで部屋の中は暖かかった。

相変わらず生活感のないリビングに通されて、以前と同じようにソファへと促される。

「そこに座っていて。飲み物は……紅茶でいいかしら」

「……いいよ」

俺の答えを聞いて、雪ノ下はキッチンに向かった。その間に部屋を見回してみるが、前に俺と由比ヶ浜で来た時と様子は

ほとんど変わってないようだった。せいぜい加湿器が置いてあるのが見えるくらいのもので、TVの下に置いてあるDVD

コレクションの内容までは俺は覚えてないからな。増えていたりするのかどうかはよくわからない。



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