過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
1- 20
485: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/10(火) 22:05:36.19 ID:3xKNrynr0
結衣は驚きながら照れるという器用なことをした。まぁそういう色々な表情を見たいから呼んでみたのも否定できないが。

しかし何もそこまで驚かなくても…………。俺の顔が少し曇ったのを見てすかさずフォローに入る。

「あ、いや、ごめん……少し驚いただけだし……うん…………ありがと」

「それはどういたしまして」

「ねぇ…………これからは、その……二人の時は……そう呼んで……くれる?」

「……わかった」

二度目の承諾にはもう驚きの顔を見せることもなく、彼女はこちらからは少し視線を外して頬に手をあててえへへと

はにかんでいた。俺の方は今になって恥ずかしくなってきたのか指で頭を掻いてしまう。結衣は満足げな表情を浮かべた

後で、俺の正面に向き直る。そして上目遣いでこう尋ねてきた。

「あ、あたしも…………そうした方が……いいのかな?」

「……何が」

「な、名前で呼ぶの……」

由比ヶ浜に名前で呼ばれるのを想像して、それも悪くはないと思ったがそれだと他の人間とかぶるんだよな…………。

「由比ヶ……結衣、は……そのままでいいと思うぞ。俺のことそうやって呼ぶのはお前だけなんだし」

「そ……そっか。うん……わかった、ヒッキー」

「ああ……」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
937Res/580.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice