過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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486: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/10(火) 22:08:03.38 ID:3xKNrynr0
呼び方談義が終了したところで、また二人で手を繋いで歩き出す。しばらくして、目的のアトラクションの入口が見えて

きて結衣のテンションも上がってきた。最後の方はほぼ走るようにして辿り着くと、もう結構な人の行列ができていた。

「人気アトラクションは開園直後でもこんななのか……」

「う〜ん…………でも今は空いてる方だから、もう普通に並んじゃおうよ。たぶんその方が早いと思うし」

「そ、そうか」

彼女に促されるままに、列の後ろに並ぶ。しかし、これでも空いている方なのか……さっき待ち時間を見たら一時間近く

あったような気がするんだが。まぁ、とりあえず午前はこれ以外はガイドツアー使うんだし間が持たないという心配は

あまりしなくてもいいのかしら。一応暇つぶしグッズもいくつか持ってきてはいるし、たぶん大丈夫だろう。


その後、しばらくは適当にパンさんの話だとかディスティニー作品の話だとかを結衣としながら列を進む。とはいっても

雪ノ下じゃあるまいし、そう何十分も話し続けられるものでもない。時々沈黙が訪れることは何度かあった。ただ、結衣

もさすがにそういう沈黙も奉仕部で慣れていたのか、特に気まずい空気になることもなくお互いの時間を過ごす。幾度か

の沈黙の後で不意に結衣がこんなことを尋ねてくる。少し手を握る力が強くなったような気がした。

「ねぇ、ヒッキーは……その……あたしの……ど、どこが……好きになったの?」

「えっ!?」


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