過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
1- 20
487: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/10(火) 22:10:25.09 ID:3xKNrynr0
まさかこんな列に並んでいる最中にのろけ話を要求されるとは思っていなかったので、俺は思わず彼女の顔を見る。俺の

反応を見て自分の言ったことの意味を自覚したのかポッと赤くなった。いや…………言いだしっぺに照れられても困るん

ですけど…………。

「ま、まぁ……ここで言うのもアレだし…………乗り終わってから、な。そういうのは」

「ご、ごめん……あ、あたし…………周り見えてなかったみたいで」

あれ?それって今は俺以外は眼中になかったってこと?結衣の言葉の言外の意味に気づいてしまった自分は、思わず頬を

手で撫で付ける。その仕草を見て結衣は目を逸らした。おい、こいつまた無自覚にそういうことを…………。

こんなやり取りをしていて話が続くわけもなく、二人ともうつむき加減になって列を進むほかなかった。う、嬉しいこと

は嬉しいんだけどね、まぁ…………。


しばらくして屋内に入ってますます熱くなってきたので、俺と結衣は来ていたコートを脱ぐ。上着を着ている間は特に

何も感じなかったが、セーター姿の彼女には自然と目が吸い寄せられてしまう。ほら、その……結構セーターって体の線

が出るでしょ?それで…………。クソッ、万乳引力の法則はここでも健在なのか!目が泳いでいるのを悟られまいとして、

俺は視線を反対側に頑張って向ける。幸いにも結衣もこちらを向いていたわけではなかったのでここは何事もなく済んだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
937Res/580.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice