過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/10(火) 22:16:34.20 ID:3xKNrynr0
待ち時間で結構時間を使ってしまったので、今からガイドツアーのスタート地点に戻るにはちょうどいい頃合いになって
いた。そのため、他のアトラクションには乗らずに再び歩き出す。しばらくすると、結衣がさっきの話を蒸し返してくる。
「ヒッキー……それで……さっきの話の……答えは?」
「答えって?」
彼女の質問の意図はわかりきっていたが、俺はわざととぼけたふりをしてみた。すると、結衣は少し膨れ顔をしてから、
「も〜……わかってるくせに…………だから、その……あたしの……す、好きなところ」
だんだん声が小さくなりながらそう言った。まぁ、単に俺がその質問を言わせたかっただけなのかもしれない。これ以上、
誤魔化しようも何もないので俺はなるべく平静を装いながらさらっと答えることにする。
「優しいところ、かな?」
「な、なんかそれって今適当に考えたみたいな感じ、するんですけど……」
再び不機嫌な様子になる結衣。まぁ「優しい」って言葉は社交辞令的にもよく使われるし、彼女がそう思うのも無理は
ない。というか、わざとそういうことを答えてみた。でも、この返答は決していい加減な意味ではない。
「それは違うぞ、由比ヶ……結衣。お前は基本的に八方美人で、その……みんなに対して優しいんだが……でも、それは
……どっちつかずってわけでもない。いざという時には選ぶこともできる強い優しさだ」
「……選ぶ?」
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