過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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490: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/10(火) 22:19:16.96 ID:3xKNrynr0
結衣はまだ何やら納得できていないような表情をする。というか、俺の言いたいことがイマイチ伝わってないような感じ。

俺はもっとわかりやすく説明するために、ある例を挙げることにする。

「まだお前が奉仕部に入って間もない時に、三浦や葉山とテニス勝負になったことがあっただろ?」

「う、うん……」

「正直なところ、三浦に悪く思われないようにするためだったら別にお前が無理に勝負に参加する必要もなかったと思う」

「そ、そうかな…………で、でもその時はもうあたしも奉仕部に入ってたわけだし……」

「そうだな。でも……それで筋を通せる人間もまた、なかなかいないと思うんだよ……俺は。わざわざ三浦に嫌われると

いうリスクを冒してまで、さ」

結衣は思い出話を聴いて、理解してくれたような雰囲気にはなったが、何故か少し申し訳ないような顔をする。

「そ、そんなんじゃないと思うけど…………あたしはたぶん…………ゆきのんにもヒッキーにも嫌われたくなかっただけ

だと思う。だから、リスクを冒して選ぶとか……そんな大げさな……」

「俺は大げさだとは思わない。結衣が…………この俺を恋人に選んだって時点でな」

「そ、そうなのかな……」

「……そうなんだよ」


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