過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
1- 20
584: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/19(木) 22:12:50.24 ID:OKmaXPvV0

「……わかった。あたし、もうヒッキーにこれ以上期待したり何かしてほしいとか思わないから…………だから…………

別れよう、だなんて言わないでよ…………。あたし、ヒッキーと恋人でいられるなら何でも……するから……」

彼女がいったん見上げた顔は、言葉を発するたびにどんどん下の方に向いてしまう。俺は彼女の肩に手を置き、首を横に

振ってこう答える。

「俺はお前にそういうことを言ってほしくはないし、してほしいとも思わない。俺と一緒にいるために無理をするな。

それに、そのために自分を曲げたりするな」

俺の言葉に、由比ヶ浜は頭を半分だけすっと上げて肩に置かれた俺の手を振り払い、こちらを睨むような視線を送った。

そして、少し語気を強めてこう言う。

「曲げるのが……あたしだもん。あたしは…………一緒にいたい人のためなら、多少の無理もする。ヒッキーも…………

あたしがそういう性格だっていうこと、知ってるよね?ヒッキーは知ってると思ったから…………だからこそ、ヒッキー

があたしのこと好きって言ってくれた時、本当に嬉しかったんだよ。今日の告白は……」


これ以上彼女に話を続けさせないために、俺は途中でそれを遮る。

「もちろん、知っている。知った上で、由比ヶ浜のことを…………好きだと言った」

「じゃあ、どうして……」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
937Res/580.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice