過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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585: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/19(木) 22:16:25.67 ID:OKmaXPvV0
「逆にお前に尋ねる。俺のことを好きだと言ったのは、どういう意味だ?残念だが、俺は”こういう人間”なんだ。だから、

俺がさっき下した判断をお前があくまで拒否するなら、俺は由比ヶ浜の告白を嘘だと解釈するか俺に対する認識不足だと

思うだけだ」

「そんな………」

由比ヶ浜は目を逸らし、拳を胸の前で軽く握って次に言う言葉を考えているような仕草をする。俺は今伝えるべきことを

さっさと全部言ってしまおうと思い、彼女が口を開く前に話を続ける。

「由比ヶ浜。お前は俺と恋人になれさえすれば、それで満足だったのか?そういう関係になって、たとえ嘘や欺瞞だらけ

になったとしても……いくらすれ違っても……俺に対して”恋人”というレッテルを貼れるのなら、それでいいのか?」

「そんなの……いい、なんて思わないけど……」

最初から肯定の返事をさせない疑問を突き付けるあたり俺もだいぶ卑怯だとは思うが、こうでもしないと現時点での自分

の主張は通しきれない。今ここで折れるわけにはいかないんだ。


「単に恋人というレッテルを貼れる相手が欲しいのなら、別にそれは俺でなくてもいい。お前はモテるからな。俺は……

嘘や欺瞞ではなく本当の意味で互いの存在を認めあえて、心を通わせられる…………そういう相手が欲しい。俺にとって

由比ヶ浜結衣は…………それができる相手だと信じたい」




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