過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/09/29(日) 00:22:58.23 ID:dlzKvi+G0
「どのみち、比企谷くんが気にすることじゃないと思うな。それに、もともと期待を裏切ったら切れる程度の関係なら、
あなたは欲しいとは思わないでしょう?」
「それは、……まあ……」
「なら問題なし!今日は私がいきなり押しかける形になっちゃったし、ごちそうしてあげるよ」
陽乃さんは伝票をヒラヒラさせながら、俺が口を開く前に方向転換してレジの方へ歩き始める。ちょ、ちょっと待った!
この人間に貸しをつくらせるとロクなことにならないぞ。それこそ、雪ノ下雪乃のように。俺は思わず手を前に伸ばして
彼女を呼び止めようとする。
「い、いえ……結構です。自分の分は自分で払いますので」
俺がそう声をかけると陽乃さんは振り返り、人差し指を顎に当てて何か思案する様子を見せる。
「う〜ん…………じゃあ、こうしようか。さっき言ったでしょ?比企谷くんが雪乃ちゃんの彼氏になったら三人でお茶
しようって。もしその時が来たら、今度は君がごちそうする」
「い、いや……だから…………そんなことは当分の間はあり得ないですって」
「あら、意外。絶対とはいわないんだ」
「未来のことなんてわからないですし…………あなたの前で絶対、なんて怖くて言えないですよ」
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