過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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726: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/06(日) 20:43:08.39 ID:LeQZFUAM0
二人の鼓動と息の音以外は何も聞こえない状態がしばらく続き、少し落ち着いたのか由比ヶ浜は両手を俺の体から解き、

顔も離して元の距離に戻す。正面に向き合う状態になって由比ヶ浜は両手を後ろに回し、ほんの少し毒のあるような笑顔

で小首をかしげて俺の方を見てこう尋ねてくる。

「それで、その…………もう一度……最初のヒッキーの告白とお願い……言ってもらってもいい?確認のために」

「え?あ、ああ……」

俺は彼女の表情からその意図が読め切れずに少し不安になるが、由比ヶ浜に応じることにする。


「改めて言う。俺は、由比ヶ浜結衣のことが好きだ。もし一日だけでもよければ…………俺と付き合ってほしい」


言い終わると、何故か由比ヶ浜はくるっと回って俺に背中を向けてしまう。彼女の表情などわかる筈もなく、スカートに

触れながら組んでいる手をちょこちょこと動かしている様子しか、俺からは見えない。声をかけようとしたその時、



「やだよ……そんなの。そんなの…………やだ」



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