過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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747: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/08(火) 19:57:49.62 ID:lT0ghM6n0
相変わらずの俺の返答に、由比ヶ浜はあきれたように笑う。とりあえず、その表情から了承は得られたようなので俺の口

からは安堵の息が漏れる。少しだけ間のあいた後、由比ヶ浜はまたこちらに腕を伸ばしてきて俺の手を取った。

「あたし、まだヒッキーに色々話したいことがあるんだけど…………ちょっと座ってもいい、かな?」

「あ、う……うん……」


俺は彼女に手を引かれて机の後ろに回り込み、いつものポジションに腰を落ち着ける。二人とも椅子に座ると、由比ヶ浜

は椅子をこちらに寄せてきて肩がもう少しで触れ合うような距離にまで近づく。そして、改めて俺の左手が握られた。

手汗が気になるのを紛らわすために、俺の方から話しかけてしまう。


「そ、それで……由比ヶ浜……話って……」

「あっ……そうだ!」

「な、なんだ……?」

「とりあえず……今はもう……恋人に戻ったってことでしょ?だったら、また……その、名前で……」

声が小さくなるとともに、その頬に朱が差した。俺がその表情に見とれていると、彼女は顔をこちらに向けて上目遣いで

俺の方を見る。彼女の求めに応じるために、自分も少し顔を近づけて小さめに声をかける。



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