過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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858: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/22(火) 22:42:33.54 ID:0BVq5QXS0
「えっと……これは、その……ヒッキーが奉仕部に戻った記念というか……あと、あたしの誕生日の時のお返し?みたい

な意味もこめて……奉仕部の備品にでもできれば、と……」

「由比ヶ浜さん……」

「由比ヶ浜……」

雪ノ下と俺は思わず、彼女の名前を同時につぶやいた。二人の視線が一度に注がれて、その視線の熱が彼女に移ったかの

ように由比ヶ浜の顔が赤くなる。照れ隠しのためか、彼女はすぐ両手を二つの箱の方に伸ばして掌を上に向けて「どうぞ

どうぞ」というように催促する。


「と……とにかくっ!早く開けちゃって!あ、あんまり今日は時間もないし……」

「そうね」

「そうだな」

急かすように言う彼女とは裏腹に、俺と雪ノ下は箱の包装紙を丁寧に剥がし始める。二人とも一度もラッピングの紙を

破らずに箱を出すと、どうやら由比ヶ浜と同じものであることがわかる。タイミングを見計らったのか、由比ヶ浜も同じ

ように箱を開け始める。


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