15:1[saga]
2013/08/01(木) 00:13:57.51 ID:dwODWL1G0
ほむら「……それで、話したいことって何かしら?」
マミ「暁美さん。その、魔女退治のことなんだけど……。
どうか、これからは全て私に任せて欲しいの」
ほむら「それはつまり……。
この見滝原から手を引け、ということ?」
マミ「いえ、そういう意味ではないわ。
あなたもこの街で生活していかなければならないでしょうし、出て行けなんて言うつもりもないわ。
それに、私はあなたと出来る限り協力していきたいとも思っているしね」
ほむら「だったら、どういうつもりでそんなことを言うの?」
マミ「私はただ……、あなたに危険なことをして欲しくないだけなの」
ほむら「でも、私達魔法少女にはグリーフシードが―」
マミ「もちろん、私が手に入れたグリーフシードは全てあなたに譲ってあげる」
ほむら「それじゃあ、あなたが自分で使う分はどうするの?」
マミ「私はね……、グリーフシードを使う必要はないの」
ほむら「……キュゥべえもそう言っていたけど、一体どういうことなの?」
マミ「それについては、まだ詳しく説明することは出来ないのだけど……。
そうね……、私はキュゥべえと契約した魔法少女ではない、とだけ言っておくわ」
ほむら「……キュゥべえ、彼女の言っていることは本当なの?」
キュゥべえ「ああ、訂正するほど間違ってはいないね」
ほむら「そう……。
キュゥべえは“嘘”はつかないから、そこは本当なのでしょうね。
だけど、もしもあなたが先程の約束を守らなかったとしたら、私はグリーフシードを全く得られないわ。
しかも、あなたはろくに事情を話そうとはしない。
そんな状態で……、会ったばかりのあなたのことを信用しろっていうの?」
マミ「お願い、私を信じて」
ほむら「……」
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