12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/04(日) 18:30:39.45 ID:J9Yav5ZU0
モバP「ほたるちゃん。僕たちはもう少し明るく生きよう。
明るい人というのは、喋り方や態度じゃないはずだ。
僕は思うんだよ。明るい人というのは、自分を信頼できる人だって」
何の根拠もない言葉。この方は御自分の言葉を全く信じておられません。
それでも私を安心させようと……嘘を吐くのです。
ほたる「これから、あなたを何とお呼びすればよいですか?
私を担当して下さるんですよね。やはりマネージャーでしょうか?」
マネージャー呼びですと、Shi-no所属のフロアマネージャーと区別がつかない為好ましくないそうです。
モバP「僕も適当に、へらへら笑うのはもう止めるよ。
君は僕を笑うかい? 僕にはプロデューサーとしての素質はまったくない。
だけど僕はこの瞬間から、シンデレラガールを育て上げるアイドルマスターを名乗りたいのだけれど」
そう語る彼の姿はなんだか恥ずかしそうで、でもちょっぴり誇らしげで。
ほたる「では、プロデューサーと」
私は笑います。
あなたはとんでもない嘘吐きで、私を騙せるはずがないと気付いているのに……。
ほたる「私は、思います。
明日は、きっといい日だって」
だから私も嘘を吐きます。あなたを騙す為に。
何の根拠もありませんけれど。
モバP「ああ。安心した――」
それを口にしたあなたの表情は、ずっと伏せられたままで見えませんでしたけど。
やっぱり――また嘘を吐くんですね。
ほたる「プロデューサーさんの一言で、不幸が一つ消えるんです」
元気に……なって……。
自分と他人どちらも信じる事が出来ないのは、あまりに寂しすぎます。
私は……トップアイドルになりたいです。
私こんなに不幸体質ですけど……でも、ファンの人を幸せにしたいんです。
あなたを……幸せにしたいんです。
お城は遠く、舞踏会の音は届きません。
どんなに待っても、魔法使いは現れませんでした。
だから灰かぶりは、待つ事を止め自分でライオンに魔法をかけたのです。
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