過去ログ - 千早「Brand New Day」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:44:15.07 ID:yKhvOO5V0
高らかに宣言した我那覇さんは、私の背中を押し

「って!? 目的地ってここ!?」

「もっちろん!」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:44:50.20 ID:yKhvOO5V0
「へぇ…… ドッグランの芝生って柔らかのね」

サッカーグラウンドに足を踏み入れた事は無い私でも、公園の芝生ならば歩いた事が在る

だが、ここの芝生と公園に在る芝生はまるで違うモノだった
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:45:32.94 ID:yKhvOO5V0
ワケでは無かったらしい
前足を私の肩に乗せてきただけの様だ

まぁ、当たり前か

以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:46:26.59 ID:yKhvOO5V0
「いぬ美ってフリスビーキャッチが出来るの?」

「うん! 出来るぞ! なんたって自慢の家族なんだからっ」

「というワケで、ハイ」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:47:07.93 ID:yKhvOO5V0
「いぬ美! Fetch!!」

その掛け声と同時にフリスビーを投げる
少し高めに、ふんわりと

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:47:48.24 ID:yKhvOO5V0
ああぁ…… 凄いなぁ、キャッチした後、ちゃんと帰ってくるんだ
そんな事にも又感動

私の前に迄やって来たいぬ美は、お座りをし、フリスビーを差し出した

以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:49:15.48 ID:yKhvOO5V0
それから、私達は何度かフリスビーキャッチをしたり
抱き着いてきたいぬ美に、我那覇さんが耐えきれずゴロゴロと芝生に転がったり
それを見て笑ってしまった私に、自分だけ笑ってるなんて酷いぞ、千早!
と、二人は団結して私を転がしに掛かってきたり
抵抗虚しく芝生に転がってしまった私に、いぬ美が飛び込んできて、先程の我那覇さん宜しく
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:50:00.77 ID:yKhvOO5V0
体力に限界が訪れた私達二人と一匹は芝生に座り込んでいた
赤く染まり始めた空を見上げた私は、意を決し、我那覇さんに今日の事を問い掛ける

「……あの、我那覇さん、今日はなんで、こんな事をしてくれたのか訊いていい?
勿論、凄く楽しかったし、良い気分転換にもなったから、凄く感謝してるんだけど
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:51:09.41 ID:yKhvOO5V0
「あと…… 千早に教えたかった
……ううん、違うな…… 分かって欲しかった、から…… かな」

「……? 分かって欲しいって言うと?」

以下略



22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:52:04.43 ID:yKhvOO5V0
「でも、千早は楽しいと感じた」

そう、それでも私は、あの一時を心の底から楽しんでいたと断言できる

「……それはきっと、いぬ美が本心から千早と遊びたいと思ったから
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:52:40.69 ID:yKhvOO5V0
「自分達アイドルのライブでお客さんが楽しんでくれる、喜んでくれる
それは、歌が上手いから? ダンスが上手いから?」

「勿論、それも重要な要素だと思うぞ」

以下略



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