過去ログ - 千早「Brand New Day」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:37:32.11 ID:yKhvOO5V0
恐らく、もう一度聞いた処で同じ答えが帰って来るだろう
それも私を信頼しているから、何よりその"答えを知っている人"、とやらを信頼しているから、なのだろうが
手っ取り早く答えを教えて欲しいと、思わずにはいられなかった
「はぁ……」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:38:20.89 ID:yKhvOO5V0
それに…… 誰なのかしら
答えを知っている人っていうのは
「……」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:39:09.12 ID:yKhvOO5V0
「はいさーい! 千早」
ふと、自分の名前が呼ばれた
目をつぶり思案していたため姿を見たわけではないが
その明るい声と、特徴的な挨拶
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:39:48.62 ID:yKhvOO5V0
「……どーした? 千早? ボーっとして」
「ううん、なんでもない」
「いぬ美のお散歩かしら?」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:40:24.91 ID:yKhvOO5V0
それでも、私は話す事は出来なかった
「……ええ」
「……」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:41:04.22 ID:yKhvOO5V0
何処に行くの?
その言葉を言い終える前に、我那覇さんは私をベンチから引っ張り上げ
走り出した!
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:41:43.15 ID:yKhvOO5V0
走り始めて数分程、どうやら目的地に着いたらしい
「西根動物病院…… ?」
看板に書かれた文字を読み上げる
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:42:15.56 ID:yKhvOO5V0
昔は、そうだった
あの子と外を歩く時はよく、手を繋いでいた
何か興味を惹く物を見付けた時には、あの子は私の手を引っ張り走ったものだ
懐かしい、もう二度と会えない家族との思い出が、甦る
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:42:54.44 ID:yKhvOO5V0
「お待たせ! 千早!」
一分程モフモフしてただろうか、我那覇さんが帰ってきた
「おかえりなさい、我那覇さん」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/06(火) 07:43:27.88 ID:yKhvOO5V0
「とうちゃ〜く」
数十メートル程歩き、我那覇さんはそう宣言した
恐らく、ここが目的地なのだろう、だが、ここは何の施設なのだろうか?
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