過去ログ - ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ」【2スレ目】
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80:名無しのアスカ好き ◆tHwkIlYXTE[saga]
2013/10/11(金) 06:11:25.93 ID:FyxWWkSZ0
カヲル「だから、君は今、決断しなきゃいけない」

カヲル「ここから逃げ出すという事を」


非日常的な事が起こっている。でも、私はそれを覚えておくべきだったのだ。非日常的な事、突飛な事だって起こる

カヲルという少年が言う


カヲル「ここから逃げた後の暮らしがどうなるかは僕には想像がつかない」

カヲル「ただ、楽な暮らしが出来る訳ではないというのは確かだろう。君には頼る人もいないし、中学生だから働く事も出来ない」

カヲル「出来れば僕も君の手助けをしてあげたいのだけど、僕はリリンとの契約によって縛られていて自由に動けない……」

DSSチョーカー改「」ピッ、ピッ……


少年の首についたチョーカーが小さな光を点滅させている。なんなの、そのチョーカー?


カヲル「それに、僕はこれから先、長い眠りにつく事になっている」

カヲル「実はここに今、こうしているのもギリギリなんだ。僕はもう行かなくちゃいけない」

カヲル「君にとっては意地悪に聞こえるかもしれないけど、もちろんその反対さ」

カヲル「願わくば今日の夜の内に逃げてほしい。明日から君のエヴァパイロットとしての訓練が始まる」

カヲル「赤木ナオコが引き伸ばすだけ引き伸ばしてきたけど、それももう限度を迎えた」

カヲル「その事と、これまでの軋轢、実の娘とゲンドウの交際が発覚した事も重なって、とうとう彼女の精神の糸は切れてしまったのだろう」

カヲル「ほとんど衝動的なものだったみたいだからね…………」

カヲル「……僕はもう行くよ。君に幸運と幸福がある事を祈ってる」クルッ


悲しい瞳を見せ、そして、そのまま少年は私の視界から消えた……


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