14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/07(水) 06:20:24.42 ID:7EAEzC5fo
「よし、ちょっと待とう私」
伊織の怪談を気にしすぎるあまり、
夢を―――ぁ、痛い
夢じゃないかぁ
じゃぁなに? 気にしすぎ? きっとそうだろう
待ち合わせ? こんな時間に?
いや、健気なら待ち人こずでそのまま……
次第に靴が浸水を許し、靴下のぐしょっという感触が気持ち悪く、
それが不安をより一層大きくする
あの怪談で、待っていたのは誰なんだろう?
あの女の人は誰を待っていたんだろう?
「あの、大丈夫ですか?」
「………………………」
あれ? どうして私は女の人に話しかけているんだろう?
「良ければ私の傘、使いますか?」
ねぇ、待って。待ってよ私
話が勝手に進んでいく
私の意思などそっちのけで進んでいく
58Res/28.91 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。