130: ◆HgkJUSBcWabN[saga]
2013/08/16(金) 02:50:41.37 ID:25VXPygI0
カメラマン「ほら!後1分だ!10億は来てくれるのかな!?」
10億。私の存在はそれと一緒なのか。
多いのか少ないのかはわからない。だけど、そういうものじゃないと思う。
人間と金が釣り合う事、それが私にとっては嫌だった。
カメラマン「初めて君を見た時にこれはいける、と思ったよ!上手くやれば大金が手に入るってね!」
結局、家。みんな私のことを“水瀬”としか見ない。“伊織”としては見てくれない。
そんな事実を認めたくなくて、私は俯いた。
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