114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/19(月) 22:51:09.08 ID:MACozdxao
女「あんたも意外とよく考えているのね」
兄「何か変なこと言ってごめんな」
女「ううん。でも、本当にあいつには未練なんかないのよ。ただ、あんな振られ方して悔
しかったしさ。見返してやれて嬉しかっただけ」
兄「そう。まあ、何となくそういうのってわかる気がするよ」
女「うん。でももうすっきりした。これで本当にあいつとはおしまい」
兄「そうか」
女「お互いに振られて始まった交際だけどさ。あたしはもう元彼には何の未練もないよ。
あんたの言うとおり無関心。そういう意味ではやっぱりさっきあいつと会ったのは無駄じ
ゃなかったんだね」
兄「・・・・・・そうか」
女「正直あいつのことを少し引き摺っていたからね。これですっきりした」
兄「よし。わかったよ。変なこと言って悪かったな」
女「あんたは?」
兄「へ」
女「あんたもまだ失恋を引き摺ってるんでしょ」
兄「正直に言うとな」
女「うん」
兄「まだかなり引き摺っている」
女「まあ無理もないか。ついこの間のことだもんね」
兄「まあな」
女「じゃあ、次はあんたの問題を解決しようよ」
兄「何だって?」
女「あたしだけすっきりしたんじゃ不公平じゃん? それにあたしだって自分の彼氏に
はあたしだけを見て欲しいし」
兄「すまん。おまえが何を言っているのかわからん」
女「簡単なことなのに。何でわからないの?」
兄「何でと言われてもわからないものはわからないし」
女「今日のあたしの置かれた状況を自分に置き換えてみなよ」
兄「へ」
女「あ、やばい。次の講義が始まっちゃうよ。急ごう」
兄「ちょっと、待て。おまえ何言って」
女「なるべく後ろの席がいいな。そこで講義中に考えてなよ」
兄「待てって」
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