552:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 00:00:59.49 ID:Xac6Bwngo
<これであたしにはもう、お兄ちゃんに対して何の秘密もないよ>
妹「うん、そうなの。ママは今日はアパートの方にお泊りなの?」
妹「そうか。パパもなんだ」
妹「あたしは大丈夫だよ。お兄ちゃんと一緒だし」
妹「へ? あ、あのさ。ちょっと予定があるみたいで電車で先に帰っちゃったの」
妹「お兄ちゃんは早くても十二時過ぎるんじゃないかって」
妹「別に疲れてないよ。大丈夫だってば。むしろずっと運転しいているお兄ちゃんの方が
大変かも」
妹「うん。休みは明後日までだけど」
妹「え〜。いきなりそれはないよ」
妹「ちょっと待って」
妹「お兄ちゃん」
兄「どうした」
妹「何時間も渋滞の中で運転するのは危ないからいっそどこかで泊まっていきなさいって、
ママが」
兄「泊まってけって。予約もなしにいきなりかよ」
妹「今夜ならもう連休も終わりに近いから海辺さえ離れればビジネスホテルの部屋なら空
いてるんじゃないかって」
兄「これからホテル探してチェックインなんか面倒くさいよ。心配しなくても俺なら運転
は平気だから」
妹「じゃあママにそう言ってみる」
妹「お兄ちゃん面倒くさいし、運転は心配ないって」
妹「変われって言われてもお兄ちゃんは運転中だよ」
妹「そうか。携帯をお兄ちゃんの耳と口に当てればいいのか」
兄「何だって」
妹「お兄ちゃんに変われって。あたしが携帯を持っていてあげるから。はい」
兄「もしもし。母さん? 心配してくれなくても俺なら大丈夫」
母『あんたのことなんか誰も心配してないわよ、このバカ息子。妹が疲れちゃうでしょ。
何でそんなこともわからないのよ』
兄(いかん。母さんも父さんほどじゃないけど妹ラブなことを忘れてた)
母『だいたいあんたは昔から妹に対する愛情が足りないのよ。こんなことくらい親に言わ
れる前に自分で配慮できるくらいになりなさいよ。全く』
兄「いやその」
母『いいわね。海辺を抜けて町中に入ったらどっかビジホに当たってみなさい。万一事故
でも起こしたら妹がどうなると思ってるの』
兄「わかったよ。わかったから」
母『お金はあるでしょ。ちゃんと休んで明日ゆっくり帰ってらっしゃい。じゃあね』
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