557:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 00:03:56.13 ID:Xac6Bwngo
兄「いいって?」
妹「もうあたしたちには関係ないじゃん。考えなきゃいけないのはあたしたちのこれから
のことなんだし」
兄「それもそうか」
妹「ねえ?」
兄「うん」
妹「あたしがお兄ちゃんの大学に受かるまでは、お兄ちゃんは実家であたしと一緒に暮ら
してね」
兄「うん。いいよ」
妹「通学時間が長くて悪いけど。その代わりにこれからは毎日早起きしてお兄ちゃんのお
弁当を作るから」
兄「そんな無理しなくていいって」
妹「あたしがしたいの。それで毎日駅まで一緒に行くの」
兄「姫の出かける時間より大分早いじゃんか」
妹「学校には入れる時間だし、授業が始まるまで勉強する」
兄「・・・・・・両親がいるときは無理だと思うけど」
妹「そうか。じゃあパパとママが都内でお泊りの翌朝だけはそうする」
兄「・・・・・・」
妹「迷惑?」
兄「嬉しいよ」
妹「ふふ。それでさ。あたしが再来年に合格したら大学の近くのアパートに住むの」
兄「そんなにうまく行くかな」
妹「通学時間が辛いって言えばパパは絶対OKだし。一人暮らしは不安だって言えばママ
は絶対にお兄ちゃんと一緒に暮らしなさいって言うよ」
兄「越後屋。その方も」
妹「水戸黄門じゃないし」
兄「でもいいね、それ(妹と二人きりで同棲か。夢みたいだ)」
妹「でしょ? もう彼氏君と妹友ちゃんのことは忘れよう。これからはあたしたち二人の
ことだけを考えようよ」
兄「そうだな」
妹「お兄ちゃん?」
兄「どうした」
妹「もう十一時近いよ。そろそろ帰ろうよ」
兄「ああ、そうだな」
1002Res/1210.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。