612:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/03(木) 23:41:01.73 ID:JDM0yP0uo
兄「何かパーティーみたいになってきたな」
妹「まあね。何か連休中に会わなかったせいか、パパとママに会うの久し振りな気がす
る」
兄「つうか連休前だってほとんど顔を合わせなかったような」
妹「それはお兄ちゃんが会おうとしなかったからでしょ」
兄「いないんだから会い様がないだろ」
妹「全くいなかったわけじゃないしね。会いたかったら会えてたはずだよ。あたしはパパ
とママと会っていたもん」
兄「何をわけのわからないことを。俺だって自慢じゃないけど学校が終ったらまっすぐ自
宅に帰ってたぞ。主に姫の顔を見たかったからだけど」
妹「そのせいかもね。お兄ちゃんはあたしだけを見てたのね」
兄「・・・・・・悪いかよ」
妹「悪くはない。でもあたしはお兄ちゃんだけを見てたわけじゃないの」
兄「え? そうなのか」
妹「うん。あたしはパパとママのことも見ていたから。お兄ちゃんと違ってパパとママに
会っていたから」
兄「そう言われると返す言葉もないけど(何度も考えたことだけどやっぱり妹の俺への愛
情は家族への愛の延長なんだなあ。別に今となってはそれでもいいんだけど)」
兄(俺が妹を好きなのももちろん家族としての積み重ねの延長だけど。それでも姫と俺の
動機には確実に温度差が存在する)
兄(それでもいいんだ。さっき妹に言われたばかりだろ。)
妹『・・・・・・本当だよ。いったい何回間違えば気に済むのよ。いつもいつも一人で考え込ん
で、一人で勝手に悩んで』
妹「でもお兄ちゃんのことが好きなのは本当だから。たとえパパとママを失うことになっ
ても後悔しないくらいにね」
兄「わかってる」
妹「あ。誰か帰ってきたね」
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