696:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/14(月) 00:16:44.66 ID:RcyYiRjKo
妹「・・・・・・無理だよ」
兄「何で。俺ってそんなに頼りない? やっぱりあいつらと一緒の方がいいの」
妹「お兄ちゃんのこと大好き。多分、パパとママよりもお兄ちゃんを愛してる」
兄「・・・・・・だったら」
妹「だからだめ」
兄「どういうこと?」
妹「お兄ちゃん絶対あたしのために無理するから」
兄「無理って? 俺は姫のためならそんなことは全然苦にならないって」
妹「あたしと一緒じゃなければお兄ちゃんは大学を卒業できるし、就職だってできるでし
ょ。でもあたしと暮らしたらパパもママもきっとすごく怒ると思う。お兄ちゃんへの仕送
りだってやめるはずだよ」
兄「それでも俺は」
妹「お兄ちゃんは絶対にあたしに富士峰を卒業させて大学に入らせるためなら、中退して
働くとか言い出すもん。そんなのだめ。お兄ちゃんの方があたしより頭いいのに」
兄「ひょっとして。姫はそれを心配して一緒に住むって言ってくれなかったの?」
妹「うん。だってお兄ちゃんの将来を閉ざしちゃうなんてあたしがいやだから。あたしの
ためなんかに、あたしが愛している人には苦労させたくないから」
兄「姫」
妹「・・・・・・・ちょっと。場所を考えてよ。周りの人が見てるって」
兄「やっぱりおまえは俺の大事なお姫様だよ」
妹「だから。恥かしいよ」
兄「愛してるよ姫」
妹「こら離せ・・・・・・。しょうがないお兄ちゃんだなあ全く」
兄「姫」
妹「あたしも愛してる。大好きだよ、お兄ちゃん」
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