697:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/14(月) 00:17:15.14 ID:RcyYiRjKo
<あたしがお婆さんになっても>
兄「ちょっと話があるんだ。聞いてくれるかな」
妹「聞くよ。だから手を離してよ」
兄「これでいいか」
妹「全くもう。少しはTPOをわきまえなさいよ」
兄「どうでもいいよ。それよかさ」
妹「何よいったい。大学を中退してあたしを養う話なら受け付けないよ」
兄「そうじゃねえんだよ。昨日母さんと会ったんだ」
妹「ママと? 昨日の夜は何にも言ってなかったけど」
兄「母さんが言ったんだよ。俺に姫を任せるから一緒に住めって。姫を守れって」
妹「・・・・・・嘘でしょ?」
兄「こんな大切なことで嘘言うわけねえだろ。あいつらのしたことは許せないけど、少な
くとも母さんは姫にひどいことをしたって言う意味のことは言ってたよ」
妹「そうか・・・・・・」
兄「姫がどっちを選んでも不幸になるってこともわかっていたみたいだ。だから、急に俺
に言ったんだ」
妹「なんて言ったの? ママは」
母『あなたさ。本気で妹を泣かせないで幸せにする自信ある?』
母『それが本気なら、あの子のことお願いしようかな』
母『あなたの言うとおり、あたしたちは取り返しの付かないほど妹をないがしろにして傷
つけた。本当はわかってたよ。だから、もう妹のためにはあなたに頼るしかないのかもし
れないね』
母『あなたがあの子を救ってくれるならあたしは味方になるよ』
1002Res/1210.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。