698:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/14(月) 00:17:46.29 ID:RcyYiRjKo
妹「ママがそんなことを」
兄「ああ。母さんも少しは自分の浮気相手以外のことも考えてたみたいだな」
妹「やめて」
兄「あ。悪い」
妹「でもそんなの絶対にパパが許すわけないよ」
兄「そうだな。だから父さんには黙って二人で暮らすことになる。母さんは新しいアパー
トを用意してくれるって言ってた」
妹「それにしたって。いったいどうすればいいのよ。あたしは寮に入れられてるし、そも
そも来週にはパパとママに会ってどっちと一緒に暮らすのか返事しなきゃいけないし」
兄「母さんと一緒に暮らしたいって言うんだ」
妹「・・・・・・何で?」
兄「とにかく父さんと一緒に暮らしちゃだめだ」
妹「だから何でなの」
兄「(こいつはまだ妹友の母さんが父さんの浮気相手だってしらない。さすがに今この場
じゃそれは言えないな)母さんの提案だからだよ」
妹「どういうこと?」
兄「おまえが父さんのところに行ったらそれで終わりだ。でもおまえが母さんを選べば、
母さんは俺に姫を任せるって言ってた。新しいアパートで二人で暮らせって。俺に姫を守
ってくれって」
妹「お兄ちゃん!」
兄「嫌なのか? 俺たちの学費や生活の面倒はみるて言ってたし」
妹「嫌なわけないじゃん。すごく嬉しい」
兄「・・・・・・姫」
妹「今でも離婚なんか考えるだけでも気持悪くなるけど。でも、それでも」
兄「うん」
妹「あたしって冷たい人なのかな。お兄ちゃんと一緒に暮らせるって考えたらあまり悲し
く泣くなっちゃった」
兄「姫」
妹「こら。またそれか」
兄「もうずっと一緒にいよう。姫が生まれたときから一緒なんだ。こうなったら俺が死ぬ
ときまで一緒に暮らそうぜ」
妹「ばか。勝手に死んだら怒るからね」
兄「ずっと先の俺が爺さんになったときの話だって」
妹「それでもだよ。あたしがお婆さんになってたって先に死んだら怒るからね」
兄「ああ」
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