過去ログ - 凛「クサッ」
1- 20
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 05:16:17.70 ID:jqkpcgGC0

だが。

そんな幸福は、長くは続かない。

周囲の警戒を怠った私は、すぐに現実へと引き戻されることとなった。


最初に聞こえたのは、犬の鳴き声。
そしてすぐさま会議室の扉が開け放たれ、部屋の電気が点けられる。

そこに立っていたのは、飼っているわんこを慌てて抱きかかえる聖來さん。
そして隣には、プロデューサーの姿があった。

聖來「なんか、うちのわんこの様子がおかしいからついてきたら…凛ちゃん?」

キョトンとした表情を浮かべる聖來さんだが、その顔はすぐに豹変し、鼻を摘む。

聖來「凛ちゃん、ソレ…何、してるの?」

世間一般からすれば、当然の反応だろう。
高校生の女の子が、異臭を放つ靴下の片方を首に巻き、もう片方を咥えながら鼻に押し当てているのだ。
その臭いはとてもひどいものらしく、聖來さんだけでなく、隣にいるプロデューサーも顔を顰めている。

凛「…え?」

喉から出てきたのは、拙い声。
同時に、咥えていた靴下が、力の抜けた手からスルリと落ちる。

何が。何故。どうして。
そんな言葉ばかりが浮かんで消える。
頭の中が真っ白になるとは、正にこういうことを言うのだろう。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
34Res/29.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice