2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/08(木) 04:52:47.52 ID:jqkpcgGC0
事務所に帰った私を最初に迎え入れたもの――それは私を労う言葉や帰りを喜ぶ声ではなく、部屋一面に放たれた異臭だった。
凛「…ねぇプロデューサー。こんな所に靴下脱ぎっぱなしにしないでくれる?」
異臭の原因…それは営業から戻り、束の間の休息を取っているプロデューサーが脱ぎ散らかした靴下から漏れ出ていた。
件のプロデューサーはというと、ソファに寝転がり自らの手で自分を扇いでいたが、私の声を聞くと気だるそうに体を起こす。
P「おーう凛か、お帰り。いやー、こんな暑いと履き続けてるのも面倒なもんでな…」
ただいま、と小さく返事をして、ソファの近くの床に転がった靴下と、暑そうなプロデューサーとを交互に見やる。
冷房は点いているのだが、戻ったばかりなのだろう。顔には汗が滲み、シャツも汗で濡れている。
私も連日のこの暑さには参ってしまいそうだ。
しかし。それでも、だ。
凛「プロデューサー。こんな臭いがしてたら誰も入りたくないと思うし、いくらなんでもだらしないと思うよ」
他の皆が戻ってきたときの事と、その反応を考え、私は苦言を呈する。
P「あー…スマンスマン。しばらくしたらまた出なきゃイカンし、その時に片付けるから勘弁してくれなー」
やれやれ、という顔をして私は部屋を後にする。
お茶でもいれて、今は空いている応接室で寛ぐ事にしよう。
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