過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
1- 20
338: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/09(金) 22:10:36.16 ID:LO8Fdti3o

和「(も、勿論…一番に固執する理由なんて…ないんですけれど…)」

そう。
そんなもの、何処にもありません。
たまに愛を囁く事もありますが、それは所謂、睦言であり、本気ではないのですから。
あくまで私達の関係の基準は『部活仲間』の域を出ず、それがおかしな条件で歪んでいるだけに過ぎません。
その条件が須賀君の努力によってなくなってしまえば、私たちは元の関係に戻れるでしょう。

和「(…それが逃げである事くらい私にだって分かっているんです)」

怖くて…深く須賀君に聞いた事はありません。
ですが、須賀君は確かに…私のことが好きだと言ってくれているのです。
私が一番だと…愛玩奴隷にして一生、飼いたいと言うそれは、ただの睦言と片付けるには情熱的過ぎるものでした。
それを理解しながらも、私は須賀君に返事を返す事はなく、このぬるま湯のような関係に甘んじ続けているのです。

和「(だって…裏切れないじゃないですか…)」

もし、気づいて…答えてしまったら、きっと須賀君は私の事をとても大事にしてくれる事でしょう。
今だって意地悪く私を責め立てながらも本当に無茶な事はしませんし、後片付けだって率先してやってくれるのですから。
それは恋人という絆で結ばれるようになったとしても変わらず、いえ、きっとそれ以上に私へと向けられるはずです。
それが…欲しいという気持ちは、正直…自分でも否定しきる事が出来ないほど大きなものでした。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1002.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice