過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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702: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 01:23:18.91 ID:SezU/tkCo

小蒔「気をつけて下さい。何か…嫌な予感を感じるんです」
京太郎「予感…か」

新年にバイトとして駆り出される巫女さんたちなどではなく、小蒔は正真正銘の巫女だ。
その不思議な力を今まで何度も目の当たりにした俺にとって、その言葉は決してただの錯覚だと一蹴できないものである。
小蒔がそう言うのであれば…何かやばい事が待ち受けているのかもしれない。
しかし、そうは思っても、ここで帰るような選択肢などはなく…俺には進む道しか残されてはいなかった。

京太郎「分かった。俺も気をつける。…だから、小蒔もちゃんと良い子にしとけよ」
小蒔「…はい」

そう頷きながら、俺は小蒔の不安を少しでも消せるようにと頭を撫でた。
それに小蒔は小さく頷きながらもその表情は結局、晴れる事はなかった。
まるで行かないで欲しいと言うようなそれに…正直、後ろ髪引かれるような感覚を覚える。
しかし、ここで小蒔に構い続けていると…それだけ小蒔の親父さんが不機嫌になりかねないのだ。
それを思うとどうしても放っておくしかなく…俺はそっと入ってきた入り口の方へと足を向ける。

京太郎「すみません。お待たせしました」
「いえ…では、こちらへ」

そう短く言葉を交わしながら、俺達はさらに屋敷の奥へと入っていく。
どうやら、小蒔の親父さんが待っているのはかなり深部にあるらしい。
その間、俺達の間に会話はなく、ただ沈黙だけが流れる。
お互いに顔見知りであるとは言え、こうした場で親しげに会話出来るほど親しい訳でもないのだ。
何より俺にとって決戦とも言うべき時間が近づいているともなれば、世間話が出来る気分にもなれない。



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