過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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732: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 01:43:26.06 ID:SezU/tkCo

京太郎「つまり…このままだと小蒔自身が権力を持ってしまいそうで怖いから…ですか?」
「端的に言えばそうなる」

それをぐっと噛み殺しながらの言葉に、彼は言い訳一つしようとしなかった。
多分、この恐ろしいほど利己的で、そして冷静な人は自己分析くらい済ませているのだろう。
そして、それを理解した上で…コイツは…いや、今まで『神代の巫女』を良いように扱ってきた連中は彼女を恐れ、その力を弱めようとしている。
その自分勝手さに自分の事を棚に上げて思わず、怒鳴りたくなった。

京太郎「だからって…俺から引き離しても、無駄ですよ」

それを何とか抑えつけながらの言葉に、コイツは何の動揺も見せはしなかった。
だが、小蒔はもう巫女としての力を受け入れ、トラウマを克服したのである。
そんな彼女から俺を引き離したところで、また不安定な状態にはならないだろう。
普段、おっとりしている姿からは想像もつかないが、アレで小蒔は中々に芯の強い子なのだから。
暴走くらいはするかもしれないが、それで再び自分の能力を嫌うようになるとは到底、思えない。

「そんなもの百も承知だ」
京太郎「っ!?」

その言葉は途中で俺の耳には届かなくなった。
瞬間、ズドンと言う大きな音と共に激しく屋敷が揺れたのだから。
それこそ巨人がぶつかったかのようなその衝撃に、俺の胸に嫌な予感が触れた。
まるで死者の手が背筋を撫でるようなその感覚に…俺の中の本能が警鐘を鳴らしはじめる。
以前も一度、味わった事のあるこの感覚は…間違いなく… ――


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