過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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733: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 01:44:17.34 ID:SezU/tkCo

「だから…君には小蒔の手で死んでもらおうと思ってな」
京太郎「アンタって人は…!!」

断続的にズシンと揺れる屋敷の様子にもコイツはまったく狼狽を見せる事はない。
それはやはりコイツにとって計画の内という事なのだろう。
一体、どういう手段を使ったかは分からないが、恐らく、小蒔は意図的に暴走させられ、この屋敷の中で暴れまわっている。
背筋を這いまわるような嫌な予感もそれを肯定するのを感じながら、俺はキッと彼を睨めつけた。

「勘違いするなよ。私はただお前が仲睦まじくホテルに入っていく写真を小蒔に見せるよう命じただけに過ぎない」
京太郎「だからって…!ここには沢山、人が…石戸さんたちだって傍にいるんだろう!!」

勿論、その原因になったのは俺だろう。
俺がコイツにつけこまれるような隙を作らなければ、こんな事態にはならなかったのだ。
だが、それでもコイツのやった事を肯定出来るはずがない。
ここには少なくない人々が働いていて、そして今、その全てが命の危機に晒されているのだから。
娘にトラウマを負わせる為だけに、誰か死んでもおかしくないような危険を呼び込むだなんて初期の沙汰じゃない。

「所詮、六女仙など『神代の巫女』に何かあった時の予備血統に過ぎん。全滅したところで小蒔が居れば巫女の家系は続く」
京太郎「アンタだって死ぬかも知れないんだぞ!」
「その時はその時だ。私の命など巫女ほどの価値もない。それに後任者は既に決めてある」

その言葉に…俺はようやくさっきまでの態度が殆どブラフであった事を悟った。
コイツは小蒔の力なんてまったく恐れてはいなかったのだろう。
そんな風に振舞っていたのは全て、俺をここに足止めする為。
そして…小蒔の心に再びトラウマを植え付け、一部の人間が権威を握り続ける為だったのだ。



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