過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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888: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:01:02.47 ID:SezU/tkCo

小蒔「(でも…京太郎様は…何も言いません)」

しかし、私の前に立つ京太郎様は狼狽を見せず、私の言葉を受け入れてくれているのでした。
いえ、それどころか後ろに伸ばした手と私の手をギュッと繋ぎ、私に勇気をくれるのです。
以下略



889: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:01:29.90 ID:SezU/tkCo

霞「ご当主様。お久しぶりです」
「…石戸の娘か。何の用だ?」

そんな皆を代表するようにしてそっと頭を下げた霞ちゃんに、お父様は冷たい声を返します。
以下略



890: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:01:56.49 ID:SezU/tkCo

霞「いえ、それは不可能です」
「…何?」

だからこそ、その瞬間、聞こえてきた霞ちゃんの声に私は驚きを隠しきれませんでした。
以下略



891: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:02:30.79 ID:SezU/tkCo

小蒔「(あぁ…そうでしたね…)」

何時だって霞ちゃんは…ううん、皆は私の事を護ってくれていたのです。
臆病で弱くて…皆にはまったく及ばないダメな私の事をずっとずっと…支えてくれていたのでした。
以下略



892: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:02:56.88 ID:SezU/tkCo

春「血の繋がりだけで姫様を縛り付けてる人とは違う…」
巴「ずっと一緒に暮らして…ずっと傍に居たんですから」
初美「皆で力を合わせたらきっと何とかなりますよー」

以下略



893: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:03:26.55 ID:SezU/tkCo

小蒔「いえ…遅くなんてないです。それより…その…」

けれど、それは中々、私の中で言葉にはなりませんでした。
言いたい事は決まっているはずなのに、それを表現する術をまるごと落としてしまったかのように声にならないのです。
以下略



894: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:03:53.52 ID:SezU/tkCo

巴「最初は親に言われて仕方なくだったかもしれません」
初美「でも…今はもう親と一緒の時間よりも皆と一緒の時間の方が遥かに長いのですよー」
春「心はもう…皆繋がってる。それじゃ…ダメ?」
小蒔「そんな事…そんな事ないです…っ」ポロポロ
以下略



895: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:04:20.33 ID:SezU/tkCo

京太郎「…小蒔。行って来い」
小蒔「…はいっ!」

その瞬間、京太郎様はそっと手を離して下さいました。
以下略



896: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:04:48.36 ID:SezU/tkCo

小蒔「(私が臆病だから…それを確認できなかっただけで)」

それまで私はなあなあで過ごしていたのです。
嫌われているかも知れないと内心で怯えながら、それをはっきりと霞ちゃんたちに聞く勇気はありませんでした。
以下略



897: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 03:05:15.20 ID:SezU/tkCo

霞「大丈夫よ。戒能さん名義で数年単位の契約にしてあるから。家賃は既に全額振り込んであるし、住居は問題ないわ」
初美「抜け目ないのですよー」

そうあっけらかんという霞ちゃんの言葉に、私は感心を抱いていました。
以下略



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